私は仕事の都合で2023年から札幌に住んでいるのですが、実家や本社は東京にあるので、よく新千歳空港を利用して帰省や出張をしています。こんだけ高頻度で乗ってればいつかは遅延などのトラブルに巻き込まれるとは思ってましたが、2023年の10月に羽田から千歳に行く最終便が遅延し、着いた頃には終電が無くなるという出来事がありました。
結果的にはJALが用意してくれたバスに乗って帰ることができたのですが、その様子を記したいと思います。
新千歳行きの最終便(JAL531便)が遅延
遅延を知らせるメールが届く
この日は羽田から新千歳へ向かうJALの最終便に乗る予定だったのですが、夕方頃に遅延を知らせるメールが届きました。あれ、この到着時間だともうJRの終電終わってるのでは…?と不安になりつつ、空港へ向かいます。
空港でチェックイン機をいじってみると、やはり1時間遅れの表示。到着時間が記載されていないのも不穏……
搭乗開始までラウンジで待機
とはいえこちらでやれる事も特には無さそうだったので、ひとまずサクララウンジでお茶でも飲みながら時間を潰します。当時はクリスタル会員になっていたので、クーポンを使ってサクララウンジを利用することができました。こういう遅延時にラウンジは助かりますね。
変更後の出発時間の20分前くらいにはゲートに行っておこうと思い、ラウンジを出ます。(遅延便があればラウンジの営業時間は伸ばしてくれるみたいですね)
出発案内板には自分が乗る予定の便しか乗っていません。ついでに搭乗口も変更になっていました。
搭乗口へ
いざゲートに行ってみると、まだ搭乗時間が表示されていない状態。
これは仮にJR北海道が臨時列車を出したとしても間に合わないかも……とちょっと焦り始めます。
ただ飛行機の方を見ると荷物を積み込んだりと着々と準備をしている感じです。ちなみに機種はA350-900です。羽田〜新千歳の定番機種ですね。
しばらくすると搭乗案内時刻が表示されました。予定では40分発でしたが、これはもっと遅れそうな予感…
羽田で搭乗してから無事に札幌に到着するまで
飛行機に搭乗&立替費用精算書をもらう
搭乗しました。この時点で時刻は21時47分です。
そして搭乗時にこのような立替費用精算書を貰いました。到着後の空港から家までのタクシー代、あるいは宿泊費について、15000円分まで補償してくれるというものでした。
ただ新千歳空港から札幌は中々の距離で、深夜料金が加算されることを考えると15000円でもちょっと足りなくなる気がします……
定額タクシーという手もありますが、電話したのが遅く、断られてしまいました。
(ちなみにこの補償してもらえる金額上限も遅延の原因や状況によるみたいです。ネットを調べると上限5000円という事例も結構みられました。)
とはいえ数千円自分で払えば家に帰れそうということが分かったので、ひとまずフライトを楽しみます。
離陸したのは22時8分ごろでした。何度乗っても夜の羽田離陸直後の景色は美しいですね。
臨時バスで札幌駅前へ
フライト自体は順調で、新千歳空港には23時24分に到着しました。
手荷物を預けていたので、手荷物受取のベルトコンベアのところで待っていたところ、臨時のバスを運転するというアナウンスが。
外に出てみると、千歳行き、恵庭行き、札幌行きの3つのバスへの列が作られていました。ありがたいことに、代表的な街へ向かうバスを手配して貰えたようです。
ということで、札幌行きのバスに乗り込みました。ちなみにこのバスは無料でした。ありがたい。
そして0時40分ごろに札幌駅北口に到着しました。ここからはタクシーでそれぞれの家へ帰宅といった感じでしたが、タクシー乗り場が大行列となっていて、自分の家は札幌駅からでも歩ける距離だったため、歩いて帰宅しました。
飛行機の遅延で終電が無くなったことによりタクシー代やホテル代を補償してもらうというのはよく聞く話でしたが、臨時のバスを手配してくれるというのは中々聞いたことが無かったので貴重な経験でした。
なおこの記事はあくまで自身の経験について記したものであり、実際同じような遅延が生じた際に必ずしも同じ対応がなされるわけではないことに注意してください。
とりあえず自分はこの出来事以降、やむを得ない場合を除いて最終便には乗らないことにしました…笑