前回の記事で中国の高速鉄道のビジネスクラスに乗って上海から杭州へ移動する様子を書きましたが、帰りの杭州から上海への移動は一等席を利用しました。中国高速鉄道の座席の種類は基本的には二等席・一等席・ビジネスクラスがありますが、一等席は日本でいうグリーン車に近いポジションで、比較的ゆとりのある席で移動することが出来ます。
この記事では、中国高速鉄道の一等席の乗車記をお届けします。ドイツを走るICE3にそっくりの車両に乗って、快適に上海まで戻ってくることができました。

人であふれる杭州東駅
中国も駅ナカが充実!?

前回記事でビジネスクラスに乗車したときは杭州西駅を利用しましたが、帰りは杭州東駅を利用します。こちらの方が杭州の中心街に近く、列車本数も利用者数も多くなっているみたいです。

例によって中国の高速鉄道は出発と到着の動線が別れており、かつ出発エリアに入るためにはパスポートチェックと荷物検査が必要です。外国人は人工通道と書かれた有人レーンを使うのが無難です。
中国の大型連休である労働節期間のため、このセキュリティチェックもかなりの列です……混雑時は余裕をもって駅に着いたほうがいいですね。

出発エリアに入りましたが、上海虹橋駅と勝負出来そうなレベルの広さで驚きました。ホームも28番線まであるようですね……相変わらずスケールが大きい……

メインフロアにも沢山ベンチが用意されていたのですが、上のフロアにレストランやコンビニがあるようだったので行ってみることに。

こんな感じで牛肉麺の店やマクドナルドなど、様々な店が並んでいます。この写真はほんの一部で、スタバやコンビニなどかなり充実したラインナップになっていました。

そんな充実した店たちの中から自分が選んだのは、日本人観光客にもおなじみのミルクティー専門チェーン、CHAGEEです。おしゃれな容器とミルクティーの美味しさから上海の観光地ではかなり混雑していることもありますが、杭州駅のCHAGEEは比較的落ち着いていました。


中国の飲食系の店はだいたいAlipayからモバイルオーダー出来るので超便利ですね。機械翻訳が不自然なのは御愛嬌。列車まで持ち込む予定だったので保温バッグも付けました。


InstagramやYoutubeのvlogで良く見る飲み物というイメージだったのですが、確かにパッケージはめちゃくちゃお洒落。そして味もとても美味しくて最高でした。これは人気になるわけですね。
改札を通ってホームへ

今回乗るのは杭州東駅を18:09に発車するG7432列車です。改札は出発時間の15分前くらいに始まりました。電光掲示板には発車3分前には改札を締め切ると記載されていたので、余裕を持って改札の近くで待っているようにしましょう(列は超長くなっていて、周辺のベンチもほぼ埋まっているのがしんどいところですが……)。ここでも有人改札でパスポートを見せて、ホームへ進みます。

ホームへ降りました。上海の駅と同じく、ゆとりのある広さとピカピカな床が印象的です。

ホームの駅名標には、列車の停車位置を示す表示も一緒に用意されていました。これはとても分かりやすくて良いですね。
ドイツのICEをベースにした和諧号の1等席に乗車

定刻通り列車が入線してきました。こちらの車両はドイツで走っている高速鉄道ICE3をベースに作られた車両で、見た目が超似ています。自分はICEのデザインがかなり好きで、日本から比較的近い場所でICEベースの車両に乗れるということでテンション爆上がりです。

参考までにこちらが以前ヨーロッパに行ったときに撮影したICEです。ほとんど色違いって感じですね。(見る人が見れば細かいところで色々違いがあるのでしょうが……)

車両側面には中国高速鉄道CRHのロゴが大きく描かれていました。

一等席の車内はこんな感じ。特別豪華ってほどの席ではないですが、上下に動かせる枕が付いていて、席もちょうどいい柔らかさでいい感じです。

座席の配列は2-2列。二等席になると3-2列になるので、座席の幅にゆとりがあるのが一等席のメリット。また、比較的治安も落ち着いていると思います。
車内の内装もかなりICEに近い感じですが、荷物棚のど派手な広告はちょっと中国っぽさを感じたり。

フットレストが付いているのも地味に嬉しかったです。

テーブルは肘掛けから取り出す形式でした。CHAGEEのミルクティーを飲みながらのんびりくつろぎます。

夜だったのであまり上手に車窓は撮れなかったのですが、印象に残ったのがこの巨大なLEDモニター。派手な赤色背景になにか文字が記載されています。これは一体なんだったんでしょうか……
上海虹橋駅に到着

あっという間に上海虹橋駅に到着。普通に日本の新幹線のように快適に移動ができました。

日本のE2系ベースの車両とドイツのICE3ベースの車両が並ぶ光景……夢のコラボレーションを楽しめて最高です。

ホームの案内にしたがって出口まで進みます。出口の自動改札でパスポートを読み込んでいる人がいたので、自分も試しに自動改札を使ってみたところ、無事に通過することができました!ネット上の情報では中国の高速鉄道を使う時は有人改札を通ろうという話になっていますが、どうやらこの新しい(?)改札のタイプであれば外国人でもパスポートを読み込んで通れるみたいですね。ただ上手くいかなかったという話も聞くので、後ろに人がいないときでも通れるか試してみるといいかもしれません。
行きに乗ったビジネスクラスは超快適でしたが、帰りに乗った中国高速鉄道の一等席も十分快適に移動することができました。ぶっちゃけビジネスクラスは快適ではあるもののそれなりにお高いので、一等席がちょうどいいコスパかもしれませんね。この中国の高速鉄道に乗る予定の皆さんの参考になったら幸いです。
ちなみにきっぷの買い方は行きのビジネスクラス乗車記の記事の後半で記載しているので、気になる方は読んでみてください。

