新千歳から北大東まで飛行機3フライト乗り継ぎ搭乗記:国内線ファーストとプロペラ機を楽しむ【北大東・南大東島旅行 #1】

沖縄の離島同士を結ぶ南大東島~北大東島の路線は、昔から日本一短い国内線路線として飛行機好きに有名な路線でした。しかしそんな路線が2024年7月に廃止されることが決定してしまい、どうしても乗りたかったので、2024年7月6日から8日にかけて北大東島と南大東島に行ってきました。

日本一短い航空路線を楽しむのは勿論、北大東島と南大東島自体の観光もとても満喫できました。狭いながらもハイビスカスやサトウキビに溢れ、夜は美しい星空を楽しめました。

まず初日は北大東島に向かったのですが、私は札幌に住んでいるので、国内移動にも関わらず3便の飛行機を乗り継ぐ移動となりました。長旅なので久々に国内線ファーストクラスも利用し、移動からたっぷり楽しみました。

この記事を書いている現在2025年1月時点では、日本一短い飛行機路線は奄美大島~喜界島となっています。

目次

1便目 新千歳→羽田 JAL590便 普通席

当日にファーストクラスに乗り継ぐ予定があれば、他の空港でもダイヤモンド・プレミアムラウンジが利用可能

朝の札幌駅ホーム

札幌から北大東島までを1日で移動するのはかなり大変で、当時のダイヤでは新千歳から羽田へのJALの始発便であるJAL590便を使えば何とか乗り継げるといった感じでした。

ということで旅のスタートは札幌駅から、朝一番の快速エアポートに乗って新千歳空港に向かいます。

JALの当日アップグレードを知らせるメール画面

快速エアポートの車内で、2フライト目の羽田→沖縄の出発時間の3時間前を狙って、ファーストクラスへのアップグレードをしました。羽田~沖縄のファーストクラスへの当日アップグレードの料金は13200円とちょっとお高いですが、フライト時間を考えるとやっぱりファーストクラスに乗るなら沖縄線が最高です!

新千歳空港ダイヤモンド・プレミアラウンジ入口

ここで大事なのが、当日のどこかでJALの国内線ファーストクラスに乗る予定があれば、その日全てのフライトでダイヤモンド・プレミアラウンジの利用が可能です。また、1フライト目のチェックインからファーストクラスカウンターを利用可能ですし、預け荷物にもファーストタグをつけてもらえます。

ということで新千歳空港のダイヤモンド・プレミアラウンジを利用します。

新千歳空港のダイヤモンド・プレミアラウンジの入口付近

新千歳空港のダイヤモンド・プレミアラウンジは初めて訪れましたが、狭いながらもモダンな雰囲気で素敵です。

3つのフライトを1つにまとめると超長いレシートに!

JAL国内線で3便乗り継ぎしたことによる長いレシート

この日のフライトの予約は、新千歳から那覇までと、那覇から北大東までと分けて予約したのですが、チェックイン時に係員の方にお願いして一つの旅程にまとめてもらいました。その結果レシートがとんでもない長さになってしまいました笑

飛行機を眺めながらクロワッサンとスープを飲み、飛行機の搭乗時間を待ちます。

新千歳空港11番ゲート

それでは1便目、JAL590便に乗り込みます。かなり早い時間なので乗客は少なめ。

JAL737-800から見る景色

自分も眠かったので、フライト中の大半は寝ており全然写真を撮っていませんでした……

羽田~新千歳を使うときは大抵A350なのですが、B737-800だと機内が狭く感じますね。寝ていれば関係ないですが……笑

2便目 羽田→那覇 JAL909便 国内線ファーストクラス

羽田での乗り継ぎ時間は短めでラウンジは利用できず……

羽田空港第1ターミナルの乗り継ぎ便のご案内

羽田空港に到着し、ターミナル内に入ったのが9時10分でした。降り口に乗り継ぎ便を案内するモニターがあるのが便利。

ただターミナルの端から端の移動になったので、移動するだけで10分くらいかかりました……時間があったら羽田のダイヤモンドプレミアラウンジにも行ってみたかったのですが、今回はパスします。

羽田空港7番ゲート

ゲートに到着した頃には事前改札が始まっているくらいでした。この便はファーストクラス利用なのでグループ1で搭乗できるので、早めに乗って機内でくつろぐことにします。

(ラウンジは1日中どの空港でもダイヤモンド・プレミアラウンジが使えますが、ボーディンググループはファーストクラスに乗る便のみがグループ1となります)

JAL国内線A350-900

機材はおなじみのA350-900です。

A350の国内線ファーストクラスを満喫する

JAL国内線ファーストクラスの座席

現在運行中のJALの国内線ファーストクラスの座席仕様は2種類ありますが、A350で使われている新しいタイプのシートは初めてなのでテンションが上がります。

見た目以上にシートがふかふかで座り心地が良くて感動しました。シートに置いてあるクッションも地味に嬉しいですね。

JAL国内線ファーストクラスの空間

今回利用したのは通路席の1Dです。足元が広いのは勿論、目の前の壁も普通席やクラスJとは異なり凝ったデザインや照明がなされており高級感があります。座席配置が少しずつズレているおかげで周りの人が気になりにくいのも嬉しいポイント。

JAL国内線ファーストクラスの座席説明リーフレット

備え付けられているシートの説明リーフレットを読んでみます。電動リクライニング機能に加えて、マッサージ機能もついています。

JAL国内線ファーストクラスの機内食

そしてファーストクラスの楽しみといえば機内食です。この日のメインはスクランブルエッグでした。

飲み物はノンアルコールの飲み物の中から、ファーストクラス限定の広島はっさくサイダーをチョイスしました(この月限定の飲み物だったみたいです)。

JAL国内線ファーストクラスで食べるらーめんですかい

一通り食べ終わった後、更にJALオリジナルカップ麺、「らーめんですかい」をいただきました。小さめサイズで食後でも気軽に食べられて良いですね。

A350ファーストクラスの機外モニター

快適なシートで美味しいものを食べながらくつろいでいれば、あっという間に沖縄に到着です。機外カメラからでも海が綺麗!

3便目 那覇→北大東 RAC847便 普通席

貨物室が大きい特別仕様のプロペラ機で北大東島へ!

那覇空港28A搭乗口

那覇空港から、いよいよ北大東島に向かって移動します。小さい飛行機なのでバスでの移動です。

ちなみに那覇空港ではダイヤモンドプレミアラウンジを少しだけ利用しましたが、それなりに混雑していたので写真を撮るのはやめておきました。ジェラートがあれば嬉しかったのですが、残念ながら在庫切れでした……

琉球エアーコミューターのDHC-8-400カーゴコンビ

それでは搭乗です。機材はDHC-8-400カーゴコンビです。この機材はDHC-8-400の貨物室を拡大した特別仕様で、琉球エアーコミューターのみが保有する機材となっています。鉛筆のように尖ったフォルムがかっこいいです!

RACのDHC8-Q400CCとJACのATR42-600

乗り込むタイミングで丁度近くを日本エアコミューターのATR42が通過していきました。同じプロペラ機でも、形が全然違って面白いです。ATRは丸みがある感じがします。

琉球エアーコミューターのDHC-8-400カーゴコンビの機内

この日はどうやら南大東島の学生の修学旅行生が乗っていたらしく、満席でした。ただ普段から那覇~北大東・南大東はかなり混雑している路線のようですね。

琉球エアーコミューターのDHC-8-400カーゴコンビの機内

客室の後ろを見てみると、本来客席が続くところに壁が造られています。この先の空間がすべて貨物室となっており、沢山の荷物を離島に輸送することができる仕様になっているんですね。

琉球エアーコミューターの機内で配られるsimapと呼ばれる冊子

機内では客室乗務員から沖縄の離島の観光案内がまとめられたガイドを頂きました。

ついに北大東島に到着!

飛行機から見る北大東島

1時間弱海の上を飛び続け、ついに陸地が見えてきました。

北大東空港

北大東空港に到着です。当然小さな空港なので、徒歩でターミナルまで移動します。

北大東空港のターミナルの中

ターミナルの建物に入ると直ぐに一般エリアに繋がっていました。手荷物受取所はもはやベルトコンベアすら無く、手前に写っている台の上に直接置かれる形になっています。

北大東空港の手荷物引渡所

手荷物引き渡し所が通常のカウンターのすぐ隣にあり、特に区切られてもいないというのは相当珍しい気がします。

琉球エアーコミューターのハイジャック防止の看板

近くに掲げられていた、手荷物持ち込みに関する看板もちょっと味がある感じで良いですね。

北大東空港の建物

ということで無事に札幌から北大東島にたどり着きました。

札幌を6時前に出発し、ついた頃には14時20分過ぎとかなりの移動でしたが、中々1日3フライトの乗り継ぎというのは貴重で楽しかったです。

この後は北大東島にある貴重な宿泊施設のうちの一つであるハマユウ荘へ送迎バスで移動していきます。北大東島の観光の様子は続きの記事で書きたいと思います。

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