日本最短のフライトとして有名だった北大東~南大東間の路線が廃止となると聞き、遥々北大東島までやってきました。北大東島の観光を楽しんだところで、いよいよ北大東島から南大東島への飛行機に搭乗します。
搭乗した日は7/7と七夕だったのでちょっとした記念品もあり、わずか7分の空の旅ですが楽しいフライトとなりました。

北大東空港でチェックイン
北大東空港のターミナルへ

北大東空港に戻ってきました。とても小さなターミナルで、展望デッキは建物外にある階段を登って上がるような構造になっています。

ターミナルの中にある発着時刻案内はアナログな貼り付け式になっています。曜日によって「那覇→北大東→南大東→那覇」と「那覇→南大東→北大東→那覇」のどちらかのルートで三角運航がされており、1日で北大東と南大東の間を往復することはできません。
そもそも北大東~南大東という超短い路線が存在していたのも、1台の飛行機で北大東島と南大東島どちらからも乗客を乗せて那覇に運べるような運航をするためということですね。北大東から南大東の区間だけを飛行機で移動する人は限られた観光客くらいなのでしょう。

ターミナルはめちゃくちゃシンプルで超小さいです。2階にはカフェがあるようでしたが、自分が行ったときは営業していませんでした。

せっかくなので記念に紙のチケットを発券しました。北大東→南大東の路線が再び復活することはあるのでしょうか……
展望デッキから飛行機をお出迎え

少し早めに空港に着いていたので、展望デッキから到着する飛行機をお出迎えしました。
やっぱりボンQの尖ったフォルムはかっこいいです!普段北海道でHACのATRを見ているので、余計にスタイリッシュに感じます(ATRの丸みもあれはあれで大好きですが)。
保安検査を受けて制限エリア内へ

到着した飛行機からお客さんが降りてくるくらいのタイミングで制限エリア内に入りました。ちなみにスタッフが少ないからか保安上の理由なのか、到着客が降りてくるタイミングで一時的に保安検査場の入口が閉じるので注意です。

保安検査のレシートも記念にとっておきます。


この日は七夕だったので、タグのような記念品が配布されていました。裏面には北大東空港のスタンプが押されていました!これはいい記念になります。
いよいよ搭乗!RAC736便

搭乗が始まりました。気持ちいい青空のもと、歩いて飛行機へ向かいます。

空港のスタッフさんが方言が書かれた横断幕を持ってお見送りをしてくれました。「おじゃりやれ」は「いらっしゃい」という意味らしく、また来てくださいという意味ですね。

14:53、離陸します。短い空の旅がスタートです。

北大東島から離れていきます。

前日に訪れた北大東漁港がよく見えました。こうして上から見ると、この漁港が島を掘り込んで造られた構造であることが分かりますね。

離陸後約3分で、南大東島の上空にやってきました。南大東島には大小100以上の池があるそうですが、その中でも写真中心に写る大池は特に大きな池で、マングローブに囲われたカルスト湖になっています。

離陸後5分くらいが経過したところで、飛行機は高度を下げながら大きく旋回します。旋回している間、右手に再び北大東島が見えました。

そしてあっという間に南大東島に着陸です!

離陸から着陸までにかかる時間をスマートウォッチで計測していましたが、丁度7分くらいでした!本当に一瞬で終わるフライトでした。
南大東空港に到着

南大東空港に到着です。北大東空港と比べると結構大きく感じるターミナルです。デザインもちょっと凝ってますね。

やはり荷物受け取りはベルトコンベアなどは無く、車両で運ばれてきた荷物を直接カウンターで受け渡す方式となっていました。

受け取った荷物を見てみると、なんとメッセージカードが付いていました!これも七夕フライトならではですね。
「いっぺーにふぇーでーびる」という言葉は、「いっぺー」が「いっぱい、本当に」、「にふぇーでーびる」が「ありがとう」という意味で、「本当にありがとう」という意味になるそうです!

南大東島空港のターミナルは離島にしては大きく、お土産屋もしっかりありました。忘れないうちに御翔印も買っておきます。

後で宿で休んでいるときに撮りましたが、北大東と南大東の御翔印は全国の中でもかなり難度が高めの部類に入ると思うので、両方揃えられてとても嬉しいです。やはり見開きで並べたくなりますね。

ということで無事に北大東~南大東の日本最短路線を楽しみ、南大東空港に到着しました。この後はレンタカーを借り、今度は南大東島の観光を楽しみました!また次回の記事で南大東島の観光について書きたいと思います。
