メコン川クルーズの日帰りツアーに行ってきた感想:ホーチミン発の日本語ガイドツアー

ベトナムのホーチミンの観光を調べているとよく出てくるのが、ホーチミンから少し離れたミトーという都市に行き、メコン川や島の中の小さな川をクルーズする日帰りツアーです。特にマングローブの林の中を手漕ぎボートに乗って進んでいく体験をしたいと思い、自分も参加してみました。結果的には大満足のツアーでした!!

ちょっとお金をかけて、事前にネットから申し込み可能な、日本語ガイド付きのツアーを予約したので、ツアーの様子を写真付きで詳しく紹介したいと思います。参加を検討している方の参考になれば幸いです。

目次

申し込んだツアーについて

日本語ツアーは少々高いが気楽に参加できるのがメリット

メコン川クルーズはホーチミンから郊外へ向かうツアーとしては一番ポピュラーなもので、様々な旅行会社からツアーの販売がされています。現地でもホーチミンの旅行会社のオフィスに直接行って予約することも可能ですが、海外旅行に慣れていない方は事前にネットで予約することをオススメします。

ネットからの申し込みは、海外ツアー申込の定番サイトkkdayからの申し込みが楽でオススメです。メコン川クルーズと検索すればツアーが色々出てきますが、選択する際はツアーの内容の他、ガイドが英語か日本語からをしっかりチェックしておきましょう!
基本的に英語ツアーよりも日本語ツアーの方がお高めなので、英語に自信があったり、海外の観光客との交流を楽しみたいなら英語ツアーが良いと思います。ただ自分は初めての場所を観光するのに言語面で頭を使いたくないなと思ったので、値段が高いのを承知で日本語ツアーを選択しました。これは好みだとは思いますが、自分が参加したツアーのガイドは日本語が非常に上手く、話も面白くてとてもリラックスして過ごすことができて良かったです。また、ツアー参加者が必然的に全員日本人になるのもメリットですね。

ちなみに自分が申し込んだツアーはこちらです。申し込みが少ないと英語ツアーとの混載になるようですが、自分が参加したときは日本の連休だったからか、日本人だけのツアーになりました。

参加者層について

ちなみに自分は一人旅だったので、他に一人で参加している人はいるのだろうかとちょっと気になっていたのですが、ツアー全体の参加者が25人くらいのうち、一人で参加している人は自分含め3人でした。個人的には案外いるもんだなと思って安心しましたね。参加している年齢層も結構幅広かったので、誰でも気軽に参加しやすいツアーだと思いました。まあ参加メンバーについては運もあるでしょうが……

実際のツアーの流れと感想

指定された集合場所からバスに乗り込み、ミトーへ

ツアー申込時に宿泊しているホテルを記入したところ、自分が宿泊しているホテルから徒歩10分くらいの場所に7:25に集合と伝えられました。まあまあ朝早めですね……
当日、集合場所に10分前くらいから待機していましたが、時間通りにバスがやってきました。ガイドさんに名前をチェックされてバスに乗り込みます。

バスは自分が乗り込んだ場所が始発の場所だったようで、ホーチミン市内の各所を回りながら色々なホテルからお客さんを拾っていきます。少なくともこの日本語ツアーは宿泊しているホテルの近くから乗降できるようにしていたみたいです。

バスの車内は清潔で、シートも革張りでかなりしっかりとした観光バスでした。冷房もしっかり効いててありがたかったです。

ホーチミンからミトーまでは1時間半~2時間程度かかります。結構長い乗車時間ですが、日本語ガイドの方がベトナム語やメコンデルタについて解説をしてくれたので楽しく過ごすことができました。

寝ている仏様が印象的な永長寺

9:40頃にミトー市内にある永長寺というお寺に到着。トイレ休憩も兼ねて30分ほどの観光タイムとなりました。

日本では中々見ない綺羅びやかな色使いが印象的ですが、調べてみたところ中国とフランスの様式が混ざった建築となっているようです。

本堂の中庭なんかはヨーロッパの教会の中庭に近い雰囲気を感じます。

ただ外の蓮が漂う池と寺院が合わさった雰囲気はアジアらしさも感じられて良いですね。

そしてこのお寺で一番印象に残ったのがこちらの寝釈迦様。気持ちよさそうに寝ていますね……

こちらの朗らかに笑っている仏像を見ていると、なんだか自分の心も安らかになっていくような気がします。

本堂があるエリアから道を挟んだ反対側のエリアには、とっても背の高い仏像が鎮座していました。

30分と短い観光時間でしたが、沢山の立派な像と独特な建築が見れて、かなり楽しかったです。

船に乗ってメコン川に浮かぶトイソン島へ

永長寺からバスに乗って10分ほどでフェリーターミナルに着きました。ここから船に乗り込んでメコン川に浮かぶトイソン島へ向かいます。フェリーターミナルの建物は結構立派でお土産屋さんもありました。(ツアーだとここで買い物する時間はありませんが……)

木製っぽい感じの、雰囲気のある船に乗り込みます。

船でメコン川を渡っていきます。チベットから続く東南アジア最長の河川ということもあって、めちゃくちゃ川幅が広くて壮大な景色です。

水の色はかなり濁った感じですが、ガイドさん曰くこの色は土砂やプランクトンによるもので、汚いわけではなくむしろ豊かな川である故の色だそうです。実際匂いとかは全然問題ありませんでした。

ちなみに写真にも写っていますが、これから向かうトイソン島には立派な橋もかかっているので、実際は船じゃなくても島に渡ることは可能です。でも風を感じながら船に乗ってのんびりするのは最高に気持ちいいです!

島のレストランではちみつやフルーツを楽しむ

島の船着き場に着くと、そのままお店のような場所に通されました。ここは養蜂場のようで、ガイドさんがミツバチの巣箱を見せてくれます。めちゃくちゃ目の前まで持ってくるのでちょっと怖いですが、ミツバチは大人しいので刺される心配はない…はずです!

はちみつにかぼすのような果実の汁とお茶を入れて飲ませてもらったのですが、これがかなり美味しかったです!地味にテーブルの真ん中にあるバナナのチップスも良かったですね。はちみつを使ったローヤルゼリーもお試しさせて貰いました。

ここで提供されるはちみつやローヤルゼリーはこの場所で店員さんから購入が可能です。日本人観光客も多いのか、日本語で書かれた宣伝ペーパーもありました笑

続いて店の隣でヘビを首に巻く体験ができました。これは任意なので嫌であれば全然パスして問題ありません。一人で来ていると写真をガイドさんに撮ってもらえるのが地味に嬉しい。一人旅らしさは無いですが、なんだかんだツアーの良いところはこういうところかもしれません。

続いて電動カートで移動し、南国フルーツの試食タイムとなりました。手前にある謎のスパイスっぽいものは、パイナップルにつけて食べるものとのこと。試しにスパイスをつけて食べてみたのですが、フルーツの甘さにアクセントとなる辛さが交わってこれはこれでアリだと思いましたね。

また、フルーツを食べながらベトナムの歌のパフォーマンスがありました。基本は(おそらく)ベトナムの民謡を歌っていましたが、最後に幸せなら手をたたこうを歌ってくれたのがちょっと嬉しかったですね。テーブルにチップ箱が置かますが、チップは任意で大丈夫です。自分はちょっとだけ入れておきました。

ツアーのハイライト、手漕ぎボートでジャングルクルーズ

そしていよいよツアーの一番の楽しみ、手漕ぎボートでの川下りです。

マングローブ林の中を進んでいきます。ちなみに、乗り込んだ時に頭に被る笠をもらえました。これぞ本当のジャングルクルーズといった感じで、めちゃくちゃ楽しいです。

手漕ぎとは言え、結構スピードは早めです。川幅はそんなに広くないので、他の船とすれ違ったり追い抜いたりする時に別の船と軽くぶつかることもあり、ちょっとハラハラします……笑

15分ほどの船旅で、川を抜け海へ出てきました。海上にある船着き場で大きな船に乗り換えます。
ちなみにこの手漕ぎボートの漕ぎ手からのチップの要求は結構圧強めです。一応ガイドさんからはツアーでまとめてチップを払っているので渡す必要が無いと言われたのですが、圧に屈して少額のチップを渡しました(向こうはもっと欲しいというリアクションでしたが……)。

ココナッツキャンディ工場の見学

再び船に乗り、やってきたのはココナッツキャンディの工場です。まずはガイドさんがココナッツを割るデモンストレーションをしてくれました。割ってくれたココナッツの汁を飲ませて貰いましたが、素のココナッツの汁はそこまで甘く無い感じでしたね。

続いてココナッツキャンディを実際に作っている様子を見学します。キャンディの生地を棒状に伸ばし、粒状にカットし、梱包する様子を見学できました。また、出来立てのキャンディの試食もさせて貰いました!熱々で美味しかったです。

また、お土産にココナッツキャンディを買うこともできます。自分も記念に2袋買っていきました。

再び船に乗って昼食会場へ

今度はエンジンで動く中型の船に乗り込み、またヤシが生い茂る川を下っていきます。やっぱりジャングルの中の川を船で進むのはとってもワクワクしますね。船の雰囲気も相まって、先ほどの手漕ぎボートよりもディズニーのジャングルクルーズ感があるかもしれません笑

10分弱の船旅でレストランが見えてきました。

エレファントフィッシュがメインの盛りだくさんな昼食

ここまで色々と盛りだくさんで気づけば13時前くらいになっていましたが、ここで遅めの昼食です。

昼食のメインはメコンデルタ名物、エレファントフィッシュ(象耳魚)です。象の耳のように大きいことからその名が付いたようですが、インパクト抜群です!
一旦テーブルの上に置かれ一通り写真撮影タイムが終わると、店員さんが食べやすいようにほぐしてくれました。

エレファントフィッシュは写真のように、ライスペーパーと野菜を巻いて食べるのが一般的な食べ方のようです。魚は見た目に反して(?)かなり淡白な味でした。

そしてエレファントフィッシュ以外にも沢山の料理が運ばれてきました。真ん丸の形をした風船餅も見た目のインパクトが凄いですね(自分は餅が苦手で食べられなかったのですが……)。個人的には真ん中あたりに写っている揚げ春巻がとても美味しかったです。

ちなみに飲み物は別料金ですが、タイガービールも飲めます!

また、レストランの外にはエレファントフィッシュが泳ぐ水槽があったり……

ワニ釣りコーナーがあったりしました。ワニは通常時は大人しいですが、餌が近づくと途端に激しく餌に喰らいつくのでかなりの迫力でした……

帰りのバスに戻る船でココナッツジュースを飲む

昼食を食べた後は船を乗り継ぎ、最初に乗ってきたバスに戻ります。最後のイベントとして、メコン川を渡る船の上でココナッツジュースを貰えました!ココナッツの実を器としてストローを差して飲むというこの絵、南国感に溢れていて最高ですね(背景の天気が微妙なのがちょっと残念……)

このココナッツジュースは程よい甘さがあってとても美味しかったです!

バスでホーチミン市内へ戻る

一通りメコン川周辺でのツアーが終わり、バスに乗り込んだのが大体14:30くらい。自分が訪れたのは3月でしたが、ミトーの気温は30度以上あったため、冷房が効いたバスは天国過ぎて自分含め皆さん爆睡していました笑

また2時間ほどバスに揺られ、16:30ごろにホーチミン市内に戻ってきました。暑さにやられヘトヘトになっていたので、その後の観光はカフェに寄る程度にして、ホテルでゆっくり休みました。本題と関係ありませんが、ベトナムのコーヒーチェーン「ハイランズコーヒー」で飲んだ”PhinDi Choco”というメニューはかなり美味しかったです。オススメです。

まとめ

メコン川やミトーの自然を満喫するツアーで個人的にはとても楽しかったです!ただホーチミンからミトーへの移動だけで2時間と結構な距離なので、日帰りで行くと結構疲れます…笑
日本語ツアーはちょっと高い分、特別集中しなくてもガイドさんの話をフルに楽しめるのが良いですね。

ちなみにメコン川クルーズのツアーの中には、夕方にミトーへ向かってホタルが舞うメコン川を楽しむというツアーもあるみたいです。もしまたホーチミンに行く機会があったら今度は夜のツアーにも行ってみようと思います。

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