春秋航空関空→上海搭乗記:「スプリングプラス」運賃で数々の優先サービスを受けてみた

今年のゴールデンウィーク、私は初めての中国旅行で上海を訪れました。今回のフライトでは、中国のLCCである春秋航空を利用しましたが、その際に「スプリングプラス」という上位の運賃タイプを選択しました。

春秋航空の公式サイトによると、スプリングプラスには優先チェックイン、無料の座席指定、そして受託手荷物の優先返却といった様々な優先サービスが含まれているとされています。しかし、これらのサービスについての日本語での詳細な情報はあまり見当たらず、利用するまで不明な点も少なくありませんでした。

この記事では、スプリングプラス運賃を利用した際の優先サービスを中心に、関西国際空港から上海浦東国際空港までの搭乗体験を詳しくレポートします。春秋航空の利用を検討されている方はもちろん、「スプリングプラス」運賃に興味がある方の参考になれば幸いです。

目次

予約について

搭乗日 4/30 (予約日 3/5)
春秋航空 9C6576便
関空 12:20発→上海(浦東) 13:50着(所要時間2時間30分)
運賃種別:スプリングプラス
合計金額:19,540円

今回ご紹介する上海行きのフライトは、搭乗日が4月30日、つまりゴールデンウィーク期間中ということもあり、全体的に航空券の価格が高騰していました。そこで今回は、普段あまり利用しないLCCを選ぶことにしました。

日本と上海を結ぶLCCはいくつかありますが、その中でも春秋航空の関空~上海線は運航便数が多く、料金もかなり安かったため、今回はこちらを利用することに決めました。

搭乗日の約2ヶ月前に予約しましたが、それでも片道2万円を切っており、さすがLCCといったところです。しかも今回は、春秋航空が提供している最上位の運賃「スプリングプラス」を選びました。

この「スプリングプラス」には、足元の広い座席指定、預け入れ手荷物、優先チェックインなど、さまざまなオプションが含まれており、ほぼフルサービスキャリアと同じような感覚で利用できます。それでいて2万円以下というのは、かなりお得だと思います。

もちろん、LCCを利用するなら、オプションを最小限にしてとにかく安く抑えるという方法もありますが、個人的には、こうして必要なサービスを追加して、快適さを確保しつつも料金は抑えめに済ませるというスタイルも十分アリだと感じました。

ちなみに自分は前日東京にいたのですが、東京から上海までの航空券がLCC含め非常に高かったので、東京(羽田)→大阪(関西)をJALのタイムセールで取り、関空→上海を安い航空券で取るという方法を取ってみました。
同じ格安航空会社でも、日本のどの空港から出発するかによって結構値段が変わるので、場合によっては事前に安い国内線で移動したほうがトータルでも安く済むことがあるので、色々調べてみると楽しいです。もちろん時間はかかるので、日程に余裕が無いと厳しいのですが……

春秋航空 9C6576便 関空→上海(浦東) 搭乗記

春秋航空が出発する第2ターミナルはバス移動が必要

関空にやってきました。春秋航空はLCC専用ターミナルである第2ターミナルから出発するため、関西空港駅からバスに乗って移動が必要となります。

案内に従って第2ターミナル行きのバス乗り場へ進んでいきます。ちなみにこの写真の場所であるエアロプラザという商業施設にはNODOKAというカードラウンジもあるのですが、受付がかなり混んでいたため今回はスルーしました。

第2ターミナル行きの無料連絡バスに乗り込みます。日本ではあまり乗れない連節バスでの運行です!日中は4~5分間隔で運転されています。

バスに8分ほど乗って、第2ターミナルに到着しました。第2ターミナルは初めて来たのですが、結構駅から遠いですね……

スプリングプラスの恩恵を受け、楽々優先チェックイン

まずはチェックインをしたいと思うのですが、既に長蛇の列です。ちなみにこの列は建物の外まで伸びています……

しかし、スプリングプラス運賃の利用者は、専用レーンを使って優先チェックインをすることが出来ます!ちょっと分かりにくいですが、「Spring Plus」の案内に従って真ん中の通路を進めばOKです。

ということで、1組待つのみでサクッとチェックインを済ませることが出来ました。どうせ乗る飛行機は変わらないとはいえ、立ちっぱなしで長時間チェックインを待つのは結構しんどいので、優先チェックインはかなりありがたいです。

チェックインして航空券を受け取りました。スプリングプラス運賃の利用者の証としてステッカーを貼ってもらえます。後ほど紹介する優先搭乗のサービスを受けるときの目印になっているみたいですね。

合わせて中国への入国カードも受け取りました。入国審査時に提示が必要になるので、入国カードの記入は早めに済ませておくと安心です。

出国して制限エリアへ

特に外のエリアにはお店も無いので、チェックインを済ませたらサッサと保安検査を受けて出国します。

出国審査を抜けるとすぐに免税店が広がります。LCC専用ターミナルとはいえ、免税店は結構立派ですね。

また、多くのテーブルと椅子と共に、ドラッグストアや売店、飲食店が並んでおり、時間つぶしには困らなそうです。給湯器もあったので、カップ麺を買って食べることも出来るみたいです。

特にドラッグストアがあるのがありがたいですね。最後にお茶やマスクなどを買っておきました。

スプリングプラスは優先搭乗も可能

春秋航空はゲートBからの出発です。出発時間の30分前くらいから案内が始まりますが、スプリングプラス運賃利用者は優先搭乗することが可能です。

ということで先頭集団としてゲートへ向かいます。いかにもLCC向けターミナルらしいプレハブの建物ですが、これはこれで味があって好きです。

長い通路を歩き、ゲートにたどり着きました。ここで再び航空券とパスポートをチェックされ、いよいよ飛行機に乗り込みます。

前方の広めの席で快適なフライトを楽しむ

いよいよ搭乗する機体とご対面です。今回乗るのはLCCの定番機体、A320-200です。

ミャクミャクがデザインされた万博仕様のタラップ車にテンションが上がります。

今回は2列目の窓側席を利用します。スプリングプラスを利用すると座席指定が無料になるのですが、前方にある足元が広めの席も含めて無料で指定することが出来ます!本当は1列目が一番広いのですが、残念ながら既に満席だったので今回は2列目で妥協です……

ちなみにサービスで水のペットボトルが置いてありました。これも前方席のサービスみたいですね。

機内の様子はこんな感じです。シートカバーがズレているのは御愛嬌。

流石に足元が広い席ということで、前の座席と膝の間には結構なスペースがあって快適です。モニターや電源は無いので、充電はあらかじめ済ませておきましょう。

また、スプリングプラス運賃で搭乗している乗客には個別に挨拶をしてくれました(英語で話してくれました)。まるでフルサービスキャリアに上級会員として乗っているような気分になります。

肉声アナウンスは中国語と英語ですが、自動アナウンスは日本語も対応していました。

飛行機は定刻通り12:10に動き始め、12:30ごろに離陸しました。

シートポケットには安全のしおりやエチケット袋の他に、機内販売についての案内のリーフレットがありました。LCCなので機内食も飲み物も有料ですが、周りではあまり頼んでいる人はいませんでしたね。

またフライト中盤になると春秋航空名物(?)のCAによる機内販売の宣伝がありました。結構長い間喋っていたようですが、自分は早起きしてたのもあり気づいたらぐっすり寝ていました笑

寝ていたらあっという間に着陸態勢に入りました。2時間半と国際線としては短いフライトなので、寝てしまえば一瞬です。初めての中国というのもあり、地上が見えてきてワクワクが止まりません。

広大な台地にコピペされたかのように並ぶマンション群、これぞまさに中国といった感じで最高です。

無事上海浦東空港に着陸しました。

中国へ入国!スプリングプラスは荷物の優先返却サービスもあり

上海浦東空港は超巨大空港ということもあり、着陸してからゲートに着くまでに20分くらいかかりました。それでも定刻通りの到着です。

入国審査へ向かいます。入国審査前に指紋を読み取る機械があるので登録を済ませてから列に並びます。本来機械で登録完了すると紙が出てくるはずが何も出てこなくてちょっと心配になりましたが、入国審査で特に突っ込まれることもなかったので問題ないみたいです。入国審査の列も10~15分待ちくらいで、質問も全くされなかったので思ってたよりもストレスなく入国できました。

そしてスプリングプラスは手荷物の優先返却サービスも付いています!ターンテーブルに到着した頃にはもう荷物が出てきていました。

降機してから30分ほどで制限エリアの外に出ることが出来ました。

スプリングプラスならコスパよく快適なフライトが楽しめる

この記事では春秋航空の関空から上海への便について、スプリングプラス運賃を使用した搭乗記をお届けしました。LCCでオプションをいっぱい付けることは賛否両論だとは思いますが、充実したサービスを受けつつフルサービスキャリアよりは安いというコスパの良さは魅力だと個人的には思います。

中国への旅を考えている方は、ぜひ一度春秋航空の上位運賃もチェックしてみてください。

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