台北にある鉄道博物館「国立台湾博物館鉄道部パーク」を満喫【鉄道好きが行く台湾旅inGW #3】

鉄道好きが行く台湾旅の旅行記、その3です。台湾旅の2日目の午前中に訪れた、台北駅のすぐ近くにある鉄道博物館、「国立台湾博物館鉄道部園区」を紹介します。鉄道好きな人にはぜひ訪れてほしいスポットです。

台湾旅の全体の旅程はこちらをクリック!
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日本から台北へ飛び、午後は台北市内観光

西門のホテルにチェックインし、龍山寺や台北101を巡る

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引き続き台北市内観光

午前中は国立台湾博物館鉄道部パークへ、午後は行天宮や士林夜市へ

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台湾新幹線でを使って日帰りで高雄市内を観光

念願の台湾新幹線に乗車し高雄へ。蓮池潭やベイサイドエリア、美佐島駅など美しい街並みを堪能

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十分、九份へ

線路上でランタンを飛ばす光景が有名な十分と、提灯の町並みが美しい九份へ

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お土産を買い、日本へ帰国

台北市内でお土産を買い、昼過ぎの便で日本へ帰国

目次

国立台湾博物館鉄道部パークの概要

台北駅の近くにありアクセスしやすい鉄道博物館

国立台湾博物館鉄道部パークは、台北駅から10分ほど、MRTの北門駅からなら徒歩2分でアクセスできる便利な立地となっています。桃園空港へアクセスするMRTの台北駅からも6~7分でアクセス可能です。

私達は西門近くのホテルに泊まっていましたが、15分ほど歩いて行きました。西門の北側のエリアからだったらお散歩がてら歩いてもアクセス出来る距離ですね。

それでいて展示は非常に充実しており、台湾の路線網の発展の歴史、車両の歴史、きっぷの展示、鉄道施設や駅設備のなど、鉄道に関して様々な観点からの展示があり非常に面白いです。子供に大人気のジオラマの展示もありますよ!

入場料も安くてお手軽!

入場料は現地で買うと大人一人あたり100台湾元(約480円)とお手軽価格です。kkdayで事前にネットで購入も可能なので、しっかり準備したい方はぜひ。

日本統治時代に建築されたレンガ造の建物が美しい

国立台湾博物館鉄道部パークの建物

博物館の建物は写真の通り立派なレンガ造の建物です。入口部がアーチ状になっているのがとてもお洒落。

この建物は日本統治時代に建てられ、元々は台湾総督府交通局鉄道部が入っていたそうです。その後1993年まで台湾鉄道の総局として使われ、2020年に博物館としてオープンしたとのことです。

国立台湾博物館鉄道部パークの建物内部

建物内部も建築当時の雰囲気を残しています。美しい。

入口すぐ横に無料のコインロッカーもあるので、重い荷物は預けて身軽な状態で館内を回りましょう。

充実した展示の数々の一部を紹介

建物は2階建てで、部屋ごとに様々な展示がなされています。ぜひ実際に見に行ってもらいたいので、どんな感じの展示があるのかをざっくり紹介したいと思います。

なお館内の説明パネルは基本的には中国語だけでなく英語もあるので、割と読みやすいと思います。英語読むのがしんどくても、Google翻訳のカメラ機能を使えば問題なしです笑

台湾の路線網の発展の歴史

国立台湾博物館鉄道部パークの路線図の展示

入場してすぐの部屋では、台湾の鉄道網の発展の歴史に関する展示があります。古い路線図の展示ですが、タッチパネルになってて自由に触れます。

国立台湾博物館鉄道部パークの台湾の路線網発展の歴史

他にもプロジェクションマッピングのような投影を使って台湾全体の路線網の発展の歴史を示す展示もありました。このようなビジュアルの展示は外国人でも直感的に理解出来てとてもありがたいです。

莒光号の車内再現とサービスについて

国立台湾博物館鉄道部パークにある莒光号車内再現の展示

台湾鉄道を走る客車急行列車、莒光号の車内を再現した展示です。シートや網棚に各種表示類など、とてもリアルです。そして比較的車内の雰囲気は日本に近く安心感もあります。

国立台湾博物館鉄道部パークの莒光号についての説明

莒光号でかつて行われていたサービスの説明もありました。なんと日本語説明を見れました。お茶のサービスは台湾らしくて良いですね。確かに窓際にお茶を置くためのホルダーがついていました。

ちなみに僅かな区間ではあるものの、この台湾旅行では翌日に本物の莒光号にも乗ってきました!
記事も書いているのでよければご覧ください。

きっぷの作られ方や印刷内容について

国立台湾博物館鉄道部パークのきっぷの作り方に関する展示

さあこのあたりからマニアックになってきます。きっぷの制作のされ方に関する展示です。

国立台湾博物館鉄道部パークのきっぷに関する展示

かつてきっぷを作るために使われていた器具類の展示もあったり……

国立台湾博物館鉄道部パークのきっぷの印字に関する展示

現在のきっぷにどのような情報が印字されているのかという説明もありました。

この展示を見てから、実物のきっぷを見るとまた面白いんですよね。

国立台湾博物館鉄道部パークのきっぷ発券システムに関する展示

2代目のきっぷ電子発券システムで使われていた専用キーボード。駅名がびっしり並んでいます。

こういう専用器具を素早く操作する駅員さんに憧れてしまうオタクです。

車両についての説明や模型の展示

国立台湾博物館鉄道部パークのDR2300型模型の展示

車両についての展示も勿論あります。実物大の車両の展示は少ないのですが、模型の展示は色々ありました。

個人的推し車両はこちら、DR2300型気動車です。日本車輌製造と川崎車輌によって製造された車両だそうで、この水色とクリーム色の色使いと、全面のカーブが美しいです。(調べたところ、後に平妻型に改造されたようです)

国立台湾博物館鉄道部パークの自強号についての展示

他にも高速化に伴う車両の進化や種別の変遷などについての展示も。

国立台湾博物館鉄道部パークのヘッドマークについての展示

そしてヘッドマークの展示もありました!国関係なくヘッドマークってカッコいいですよね〜

昔ながらの駅舎の再現コーナー

国立台湾博物館鉄道部パークの駅舎再現の展示

昔の駅舎を再現した展示もありました。

国立台湾博物館鉄道部パークのタブレット閉塞の展示

駅員さんのスペースも再現されています。これはタブレット閉塞機ですね。日本で見るものと色合い含めてそっくりです。

橋や信号、改札機に弁当まで!

国立台湾博物館鉄道部パークの鉄道道路併用橋の展示

さらに土木好きにとって嬉しかったのが、橋梁や軌道に関する展示があったことです!

台湾にもかつては鉄道道路併用橋があったんですね。

国立台湾博物館鉄道部パークの信号機の展示

さらには踏切や信号機などの展示も!一部の信号機はボタンを押して光らせることも出来ました!楽しすぎる。

国立台湾博物館鉄道部パークの駅弁についての展示

鉄道旅といえば駅弁!台湾でも駅弁文化があり、便當と呼ばれています。しかしどの弁当もめちゃくちゃボリュームがありますね……

国立台湾博物館鉄道部パークの改札機についての展示

改札機の展示までありました。これはまんま日本で見る型と同じやつですね。

みんな大好き鉄道模型ジオラマ

国立台湾博物館鉄道部パークの鉄道模型

そして台湾の子供たちからも大人気だったのが鉄道模型のジオラマです!決められた時間になると模型が一斉に動き出すショーが始まります。時間は館内に掲示されているので、あらかじめチェックしておきましょう。結構人気なので前のほうで見たいなら少し早めに待ってたほうがいいかも。

国立台湾博物館鉄道部パークの鉄道模型

夜の再現など照明の演出もあって良かったです。ちなみにこの模型は台北駅の線路が地上にあった時代を再現したジオラマのようです。今は台北駅周辺の線路は地下化されていますね。

鉄道グッズ売り場も併設されています!

写真を取っていなかったのですが、博物館には台湾の鉄道グッズを取り扱う売店も併設されています。鉄道ファンならぜひ記念に色々買いましょう。

台北に旅行に来た鉄道好きにオススメ

ということで鉄道部パークは想像していたよりもかなり楽しめて大満足でした。台北駅の近くでアクセスしやすいので、観光の合間にぜひ訪れてみてください。

次回の旅行記では、この日の午後に行った台北市内観光第2弾の様子をお届けします。中世紀念堂や、有名な士林夜市にも行きました。

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