台湾旅行記その6です。前回は台湾新幹線に乗って高雄の玄関、高鐵左営駅までたどり着きました。今回の記事では高雄観光のスタートとして、台鉄に乗って移動し、蓮池潭と呼ばれる高雄の美しいパワースポットを散策した記録を書きたいと思います。
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西門のホテルにチェックインし、龍山寺や台北101を巡る
午前中は国立台湾博物館鉄道部パークへ、午後は行天宮や士林夜市へ
念願の台湾新幹線に乗車し高雄へ。蓮池潭やベイサイドエリア、美佐島駅など美しい街並みを堪能
線路上でランタンを飛ばす光景が有名な十分と、提灯の町並みが美しい九份へ
台北市内でお土産を買い、昼過ぎの便で日本へ帰国
蓮池潭へのアクセス
台鉄(在来線)の左営駅から歩くのが楽
蓮池潭は台湾新幹線の高鐵左営駅にも比較的近いですが、公共交通でアクセスするのであれば台鉄(在来線)の左営駅から歩くのがオススメです。ただ在来線に乗るのは僅か一駅で少々乗り換えが面倒くさいので、お金が気にならなければ高鐵左営駅からタクシーでアクセスしてしまった方が楽かもしれません。
自分は鉄道好きなので、一駅でも台鉄に乗るべく在来線の左営駅まで移動することにしました。
高鐵(新幹線)左営駅から台鉄(在来線)の新左営駅へ乗り換え
こちらは新幹線の高鐵左営駅の改札口です。吹き抜けで開放的な雰囲気。新幹線のフロアと在来線のフロアは別れていますが、同階層にあるので連絡通路を通ればすぐに移動できます。
在来線は新左営駅と駅名が異なるのがややこしい。
在来線の改札はこんな感じ。商業施設が周りにある感じは日本の私鉄の駅のような雰囲気も感じました。
ホームで台鉄の車両を観察
鉄道好きからすると、台鉄は新しい車両から古い客車列車まで様々な種類の列車が走ってて見ているだけでとても面白いのです。ということで、列車に乗る前に色々な車両を観察です。
こちらはEMU500型電車。車内の端のほうでは荷物を積んでいたようで、段ボールを下ろす作業を行っていました。
古いながらも流線形のボディがカッコいいE100型電車。日本でいう特急にあたる自強号で使われている車両です。
そして本命、E200型電気機関車が牽引する客車列車です。この機関車の重厚感がたまりません。日本では今となっては客車列車は中々見られるものではありませんしね。
こちらはE500型電気機関車。まだ当時は試運転中で、今年9月より営業運転を開始したそうです。最新の機関車だけあって見た目もかなりスマートになっていますね。
そして自分が乗るのがこちらのEMU800型。普通車両でありながら前面が流線型になっていてまるで特急車両のような雰囲気です。
左営駅から蓮池潭へ
左営駅に到着。半地下構造の駅でした。
駅周辺はかなり綺麗に整備されており、近代的な雰囲気です。
駅から10分ほど歩くと池が見えてきました。蓮池潭の周辺は公園のようになっており、ベンチや遊歩道などが整備されています。
蓮池潭の美しい建築物の数々
龍虎塔は改修工事中……でも中には入れました
蓮池潭の中でも最も有名でシンボルとなっているのが龍虎塔です。2つの並んだ塔からそれぞれ龍と虎の顔が出ているのが特徴的な建物なのですが、訪れたときは改修工事中でした。工事は2025年夏頃まで行われているようです。
ただ工事中ながらも自分が訪れたときは塔から顔を出す龍や虎は外から見られましたし、塔内部に入ることもできました。
台湾では十二支の中で龍が最もよい動物と考えられており、虎が最も凶暴な動物として考えられているそうです。この塔では、龍の口から塔に入り、虎の口から外に出ることで、災いが消え開運の効果があると言われています。
ということで、龍の口から塔の中に入ってみます。
龍と虎の体の中の通路には色鮮やかな壁画があり、儒教や仏教の世界が描かれているようです。(全然写真を撮っていませんでした……)
2つの塔の間から龍と虎の後ろ姿を見てみます。足場で分かりづらいものの、色鮮やかです。
また、龍虎塔の向かいには慈済宮という寺院がありました。こちらも屋根に色鮮やかな龍の彫刻が沢山施されており見応えがあります。時間の都合上じっくり見ることはできなかったのですが、おみくじが処方箋になっているなど珍しい文化があるようなので、時間がある方は是非訪れてみてください。
こちらも色鮮やかな龍が美しい春秋閣
龍虎塔から5分ほど湖沿いの遊歩道を北へ進むと、春秋閣とよばれる場所にたどり着きます。
こちらも2つの塔がありますが、一際大きな龍が伸びているのが特徴です。この龍の躍動感と迫力には生で見たときにはかなり衝撃を受けました。
こちらも龍の口の中に入ることができます。
龍の体の中には龍虎塔と同様に、色鮮やかな壁画が描かれていました。龍のうねる体に合わせてそれなりにアップダウンもあります。
龍の後ろから出てきました。こちらも順序があり、口から入って後ろから出るのが正しい通り方です。
また、春秋閣から蓮池潭に張り出した橋を渡っていくと、五里亭と呼ばれる東屋があります。こちらは2階建てになっており、池の上に金色に反り立つ屋根と赤の柱がド派手に浮かんでいる姿はとても印象的でした。
このエリアは寺院が非常に多く、春秋閣の向かいにも啓明堂と呼ばれる寺院がありました。
暑さに限界を感じ春秋閣の向かいのお店でマンゴースムージーを飲む
5月の快晴な高雄は非常に暑いです!北海道に住んでいる人間からすると異次元の日差しと気温に限界を感じ、春秋閣の向かいにある「嚮茶」というお店に駆け込みました。
こちらのお店はGooglemapではタピオカティー専門店となっていますが、紅茶以外にもスムージーも売っていたので、マンゴースムージーをいただきました。暑さで干からびかけてた体に冷たいドリンクが染みて最高です!
店のテーブルから道路を挟んで春秋閣が見えるのも良いですね。オススメです。
バスで高雄中心部へ移動
蓮池潭を楽しんだところで、次に個人的に高雄観光の目玉と思っている高雄ライトレールに乗るべく、高雄市立美術館付近までバスで移動します。バスを含んだ移動は難しく感じがちですが、台湾はGoogle mapが問題なく使えるので、Google mapで検索して、系統番号をよく確認して乗れば問題ありません。
ただし、台湾でバスに乗るときは停留所にいたとしても手を上げてバスを止める必要があるので注意です!(空気を読んで止まってくれることもありますが)
今回は「蓮池潭(勝利路)」バス停から紅35系統(R35)に乗り、「美術館」バス停で下車しました。
次回は高雄ライトレールに乗って、木々の中を駆け抜けるトラムを楽しみながら高雄市内を巡る様子をお届けします。