世界で二番目に美しいといわれる美麗島駅&高鐵台南駅前の新幹線0系の展示を見学【鉄道好きが行く台湾旅inGW #8】

鉄道好きが楽しむ台湾旅行記その8です。高雄市内にある世界で二番目に美しいといわれる美麗島駅という駅を訪れたり、高鐵台南駅に展示されている元JR西日本の新幹線0系車両を楽しんできました。

前回の高雄ライトレールの沿線旅から続く鉄分多め旅ですが、ぜひご覧ください。

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日本から台北へ飛び、午後は台北市内観光

西門のホテルにチェックインし、龍山寺や台北101を巡る

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引き続き台北市内観光

午前中は国立台湾博物館鉄道部パークへ、午後は行天宮や士林夜市へ

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台湾新幹線でを使って日帰りで高雄市内を観光

念願の台湾新幹線に乗車し高雄へ。蓮池潭やベイサイドエリア、美佐島駅など美しい街並みを堪能

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十分、九份へ

線路上でランタンを飛ばす光景が有名な十分と、提灯の町並みが美しい九份へ

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お土産を買い、日本へ帰国

台北市内でお土産を買い、昼過ぎの便で日本へ帰国

目次

世界の美しい駅ランキングでも上位にランクインする美麗島駅

美麗島駅まではMRTで

高雄市内を通っているMRT(いわゆる地下鉄)の駅の中に、美麗島駅といわれる駅があります。この駅の改札前にあるステンドグラスが非常に美しく、ネット上ではよく世界一美しい駅ランキングで2位になった駅とよく言われています。(実際には色々なランキングがあってかなり諸説ありといった感じですが、美しいのは間違いありません!)

さらにこの駅は、現在高雄市内を走っている紅線(Red Line)と橘線(Orange Line)がどちらも乗り入れている乗り換え駅なので、観光の移動のついでにアクセスしやすいです!せっかく高雄を旅行するなら、ついでに途中下車することをオススメします。

高雄MRT哈瑪星駅入口
訪れた当時は西子湾駅でしたが、現在は哈瑪星駅に改称されています

それではMRTに乗って美麗島駅まで移動します。自分は高雄ライトレールからの乗り換えで、哈瑪星駅から乗車です。

高雄MRT車内の様子

ちなみにMRTの車内はこんな感じ。海外地下鉄にありがちなプラスチック製の座席でした。

美麗島駅の紅線寄りの改札を目指す

美麗島駅のオレンジライン側の改札

美麗島駅に到着。有名なステンドグラスの空間は紅線(Red Line)の方にあるので、橘線(Orange Line)からだと少し歩きます。紅線の看板に従って進んでいるとお目当ての改札前に出られるはず。

美麗島駅の構内図

構内図はこんな感じ(ちょっとブレててすみません)。地下一階の円形になっている空間に向かいましょう

天井に広がる巨大なステンドグラス「光之穹頂」は大迫力で美しい

美麗島駅の光のドーム

紅線側の改札に行くと、巨大なステンドグラスが見えてきました。こちらが美しい駅として一躍有名になった改札前の空間です。

「光之穹頂」というタイトルがつけられています。(日本語で「光のドーム」という意味です)

美麗島駅の光のドーム

ステンドグラスは巨大なリング状の作品となっており、大きく4つのテーマ「水」「土」「光」「火」に分かれています。

場所によって色合いが大きく違うので、色々な向きから楽しめますね。思っていたよりも人も少なかったので、写真も撮りやすかったです。

美麗島駅の光のドーム

また今回は時間が合わなかったのですが、 定期的に光のショーが行われるようです!時間が合いそうな方は是非見てみてください。

ショーの時間
  • 11時
  • 15時
  • 17時(土・日のみ)
  • 19時(金・土・日のみ)
  • 20時
美麗島駅の光のドームを反射を絡めて撮る

周辺にある金属っぽい床にカメラを近づけて、ステンドグラスの光が床に反射しているところと一緒に撮ってみました。

本当に美しい空間なので、皆さんも色々な撮り方を試してみてください。

高雄駅に移動し、新左営駅まで台鉄の客車列車「莒光号」に乗車!

美麗島から高雄駅へ移動

美しい駅を楽しんだら、そろそろ台北に向けて帰ろうと思います。とはいえまだまだ鉄分多めの寄り道を楽しみます。

美麗島駅レッドラインホーム

ひとまずMRTの紅線で高雄駅へ移動します。発車案内と広告を兼ねたディスプレイが印象的でした。

高雄駅のアニメイト

高雄駅に到着。なんと改札の近くにアニメイトがありました!台北どころか高雄にまであるとは驚きです。

高雄駅コンコース

高雄駅の台鉄(在来線)のコンコースにやってきました。沢山の丸みを帯びたパネルが吊り下げられている独特な空間です。

台鉄に走る客車急行列車、莒光号に乗車

台鉄高雄駅改札口

さて高雄駅から乗車するのは、18:39発の莒光号708次、新左営行きです。莒光号は日本でいう急行列車にあたり、しかも電気機関車牽引の客車列車となっています!

なかなか日本では乗れない客車列車に乗ってみたく、寄り道して新幹線の接続駅である新左営駅まで乗ることにしました。

台鉄の莒光号のきっぷ

なおきっぷに書いてあるとおり、乗車時間はたった10分です笑

でも乗ると乗らないとじゃ大違いですからね!莒光号は廃止される予定とも聞きますし、乗れるうちに乗っておくのは大事です。

莒光号の車両と車内について

台鉄E400型電気機関車

こちらが乗車した莒光号です。先頭はE400型電気機関車です。

台鉄E200型電気機関車と電源車

さらに後ろにE200型電気機関車も繋がっており、重連での運転でした!その後ろには電源車も連結されていました。

莒光号の車内

客車の車内はこんな感じ。赤い床とシートに、写真を使ったカラフルなヘッドカバーが使われています。

莒光号の車内

僅か10分の乗車ではありましたが、客車列車での旅を楽しませてもらいました。

前日に台北の鉄道博物館で莒光号の展示を見ていたのもあって、より楽しく乗ることができました。

高鐵台南駅前に展示されている0系新幹線を見学

台湾新幹線で台南駅に移動

高鐵左営駅の改札前

台湾新幹線の高鐵左営駅に戻ってきました。ここからまっすぐ台北に戻っても良いのですが、最後の寄り道として、台南駅に寄りたいと思います。

というのも、台湾新幹線の台南駅の目の前に、日本の初代新幹線車両である0系が展示されているのです!せっかく新幹線乗り放題のきっぷを買ったので、途中下車して見てみることにしました。

台湾新幹線の台南駅と、台鉄(在来線)の台南駅は全然違う場所にあるので注意!
0系を見に行くときは新幹線に乗って行きましょう!

異国の地で拝む日本の初代新幹線車両0系

高鐵台南駅に停車中の新幹線車両

高雄から約15分ほどで台南駅に到着です。

花魁車地景公園に展示されている0系

駅の西側に「花魁車地景公園」と呼ばれる広場があり、そこに0系が展示されています。

訪れたのは20時ごろでしたが、ライトアップもされててしっかりと車両を見ることができました。

花魁車地景公園に展示されている0系

ちなみにこの公園の名前に使われている「花魁車(おいらんしゃ)」というのは、鉄道建設において、車両が他の構造物とぶつからないかを確認する建築限界測定車の通称です。

台湾高速鉄道を整備する際に、建築限界測定車として日本からこの0系が譲渡されており、その車両を展示するために整備されたのがこの公園なのです。

花魁車地景公園に展示されている0系

この0系が日本国外で展示されているのは、ここ台南以外にはイギリスの鉄道博物館しかありません。周辺には解説パネルもあるので是非読んでみてください。

花魁車地景公園に展示されている0系

ちょっと見づらいですが、後面には何本も外側針が取り付けられており、この針が接触しないかどうかを調べながら建築限界が問題ないかを確認していくという仕組みです。花魁車という通称も、この何本も針が飛び出している見た目が花魁のかんざしのように見えることから呼ばれるようになったそうです。

ちなみに高鐵台南駅の東側には三井アウトレットパークがあります。海外で日本系企業のショッピングモールを楽しむのも面白いかも…?

まとめ:高雄の観光のついでに寄り道してみると楽しいはず

今回紹介した美麗島駅や花魁車地景公園は、高雄市内の観光であったり、台北〜高雄の新幹線移動のついでに寄り道しやすい場所にあります。鉄道ファンは勿論、それ以外の方もぜひ寄り道してみてください。

しかし高雄は正直1日では物足りなかったですね。またいつかリベンジしたいです……

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