3月の飛び石連休を利用して、人生初の海外一人旅として、ベトナムのホーチミンに行ってきました!
海外旅行の個人手配自体はこれまで何回もやってきたので慣れてはいたのですが、初めてのベトナムということで手探りで準備をした部分もあるので、出発前に準備したことや注意すべきことについてまとめたいと思います。ぜひ旅の準備の参考にしてみてください。
スマホに入れたアプリについて
Grabのダウンロード(必須!日本で事前にアカウント登録する)
まずベトナムに旅行するなら、Grabのダウンロードは必須です!Grabは東南アジアで使われている配車アプリで、アプリから行き先を指定するだけで簡単に車を手配して移動することができるサービスです。通常のメータータクシーと異なり、以下のようなメリットがあります。
- アプリから目的地が指定できるので、外国語での会話が必要ない
- アプリで予約完了した時点で料金が確定し、お金の支払いも事前登録したクレジットカードで自動で支払われるので、ドライバーと直接お金をやりとりすることが無くぼったくりに合いにくい
- ドライバーには評価制度があるので、質が高いドライバーが多い
特にホーチミンは大都市であるのにも関わらず、メトロがようやく1路線開通したくらいで、公共交通手段があまり充実していません。基本的に歩きで行けない距離はすべてGrabで移動するといったくらいの感覚です。値段もとても安く、空港~市内の約30分程度の移動でも750~800円程度です。
Grabの初期設定は、電話番号を使ったSMS認証があるため、事前に日本で行いましょう!アプリは日本語にも対応しているので(翻訳は若干あやしい)登録自体は画面に従って操作すれば簡単です。
また、ネットを調べるとクレジットカードの登録は現地に行かないと出来ないと記載されていることが多いですが、自分の場合は日本でも登録できました!現地で慌てないためにも、事前に日本でカードの登録を試してみることをオススメします!
基本的に通常のタクシーは乗らないのが無難です。もしどうしても乗るのであれば大手のVINASUN TAXIかMAI LINH TAXIが良いみたいですが、見た目を限り無く似せて電話番号をちょっとだけ変えてある偽タクシーも多いらしいので要注意です。
地図アプリはGooglemapでOK
国によってはGooglemapが上手く使えない国があったりしますが、ベトナムは問題なくGooglemapが使えます。
とりあえずGrabさえインストールすれば、それ以外にベトナム旅行のために新たにアプリをダウンロードする必要はないと思います。
ホテルの手配について

ホテルは自分はいつもbooking.comで探しています。ホテル比較サイトは正直どれでも大して変わらないと思っているので、各々が使いやすいものを使えば良いと思います。(ステータスが絡む高級ホテルに泊まるなら話は別ですが)
今回自分は、
- 主要観光エリアに近い場所にある
- できれば新しく出来たホーチミンのメトロの駅の徒歩圏内
- 1泊1万円以下で、きちんとした個室と個別のトイレ・シャワーが付いている
という条件で探しました。その結果、「Edoya Hotel Ben Thanh」というホテルを予約することにしました。窓なしダブルベッドのお部屋で、4泊5日朝食付きが31,405円でした。ベンタイン市場や高島屋がすぐ近くにある便利な立地で、部屋も値段の割にはかなり綺麗だったので個人的には満足でした。窓なしの部屋は好みが分かれそうですが、窓ありの部屋に比べると結構安いので、コスパを求めるなら個人的には窓なしでも問題と思っている派です。
ホテルについては別の記事で詳しく宿泊記を残しておきたいと思います。ちなみにホテル江戸屋はホーチミン市内に複数あるので、間違えて思っていたところと違う箇所を予約することが無いように注意です。
航空券について
本来最初に解説すべき、ベトナムに行く航空券の手配についてですが、今回自分はJALマイルで特典航空券を引換えて手配したのであまり語ることがありません……
ただ一般論を語るなら、日本とベトナムはLCCを含めて多くの航空会社が飛んでいます。特にこだわりがなければ航空券比較サイトで色々な航空会社の路線を比較して安い航空券を見つけるのが良いと思います。ド定番ですが航空券比較サイトはスカイスキャナーを使うのがオススメです。
ちなみにホーチミンの空港、タンソンニャット国際空港の入国審査・出国審査はかなり並びます。自分はそれぞれ30分程度で済みましたが、下手したら1時間くらいかかることもあるそうです。早朝便・深夜便については、ホテルのチェックイン時間なども少し考えて購入しましょう。
通信手段
ahamoの海外ローミングはベトナムでも使用可能
自分は普段ドコモの格安回線であるahamoを利用しているのですが、ahamoなら端末のローミング機能をオンにするだけで、特に追加料金無く海外のインターネットに接続可能です。ベトナムも対応しているので、自分は特に準備せずとも旅行中はずっとインターネットが使えました。
海外旅をするならahamoは超おすすめです!最近月あたり30GB使えるようになって更にコスパも上がりましたし、なによりほぼ設定いらずで飛行機降りた瞬間からネットが使えるのがありがたいです。
- 月に30GB使えて月額料金は税込み2,970円!(機種代別途)
- 海外91の国・地域でのパケット通信も30GBまで無料!
(15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。) - オンライン手続きプランで24時間いつでも受付可能!
(サイトメンテナンス中など、受付できない場合があります。)
simカードを買うなら事前に日本で買っておくのが楽
ahamoなどの海外ローミングが無料のサービスを使っていない方なら、ベトナムで使えるsimカードを買って入れ替えるのが良いと思います。あるいは対応している端末ならeSIMを使うと物理カードの入れ替えの手間が無くて良いですね。
現地の空港でもsimカードは購入可能ですが、色々面倒なので事前に日本で買っておくのが良いと思います。
eSIMならベトナムの通信会社であるビナフォンの回線が使えるこの辺のsimを買っておけばとりあえずは問題ないと思います。

クレジットカードと現金の確保方法について
タッチ決済に対応したvisaかMastercardブランドのクレカがあると便利
ホーチミンの市内は大抵の場所ではクレジットカードが使えます。残念ながらjcbは微妙ですが、VisaかMastercardなら基本使えるので、それらのブランドのカードを日本で使っているならそれを持っていけば問題ないと思います。

ただし、最近開業したホーチミンメトロに乗るなら、タッチ決済に対応したクレジットカードを持っていくのがオススメです。ホーチミンメトロは未だに自動券売機が動いておらず、きっぷを買うには対人窓口で購入する必要があるのですが、タッチ決済対応のvisaかMasterカードがあれば、改札前のリーダーにクレジットカードをタッチするだけで乗れるのでとても便利です!
現金はクレジットカードのキャッシングで最低限確保するのがオススメ
現金は屋台や地方へのツアーに行ったときにたまに使うこともあったので、ある程度は用意しとくと安心です。自分はエポスカードのキャッシングを使って8000円ほどベトナムドンを入手しました。まあ実際には3000円くらいしか使いませんでしたけどね……
ちなみにエポスカード海外でキャッシングしてもネット上で繰り上げ返済が出来て、最小限の手数料で済むのでオススメのカードです。しかもタッチ決済にも対応しているのでホーチミンメトロでも安心。海外旅行保険が利用付帯な点は注意です。自分は成田空港へ向かうバスをエポスカードで支払って海外旅行保険を付けました。
年会費無料なので気軽に発行できますし、海外旅行にオススメのカードの一枚です。
余談:ベトナムドンと日本円の変換方法を知っておこう
ベトナムの通貨、ベトナムドン(VND)はインフレによって桁数が超多くて最初は混乱します。桁数の多さから、1000VNDを1kVNDと略して表記することも多いです。また、桁区切りのカンマをピリオドで記載するので、余計に訳がわからなくなります……
例えば、三百万ドンは3.000.000 VNDと表記され、3.000kVNDとも書かれます。
口頭で値段を言われるときは、kを略した数字を言われることもあるので、察しましょう笑
またベトナムドンから日本円への変換は、0を3つ取って6をかけるのが楽です。
3.000.000 VNDは3.000kVNDなので、×6して18,000円になります。
k表記されていると、6を掛けるだけなので簡単ですね。
ツアーの申し込みについて

旅程を決める段階になったら、ツアーの申し込みも考えておきましょう。ホーチミン市内の街歩きも楽しいのですが、分かりやすい観光スポットというのはそこまで多くない感じもあるので、日程に余裕があれば郊外への日帰りツアーに申し込むとまた面白い体験が出来ます。
定番のツアーは、ミトーという都市のメコン川で自然を味わうツアーと、ベトナム戦争で使われたクチトンネル跡へのツアーだと思います。私はメコン川クルーズの日帰りツアーを予約しましたが、手漕ぎボートでジャングルクルーズをしたり、ベトナムの果物を楽しんだりととても楽しかったです!
ツアーの予約は現地でも出来ますが、kkdayを使って事前にネットで予約するのが楽でオススメです。自分もkkdayで日本語ガイドツアーを申し込みました。英語ツアーと比べると値段は高めですが、ストレス無く楽しめるので個人的には日本語ツアーがオススメです。
その他グッズ
電源タップ・変圧器について
日本で使われているコンセントはAタイプなのですが、ベトナムのコンセントはAタイプとCタイプの複合型で、日本のAタイプは普通に刺さります。稀にCタイプしか刺さらないというコンセントがあると聞いて、念の為Cタイプの変換プラグを持っていきましたが、一切使いませんでした。
ただし、電圧には注意しましょう!日本の電圧は100Vなのに対して、ベトナムの電圧は220Vです。スマホなど世界中で発売されているような機器の充電器は大抵240Vまで対応しているのでそのまま使えますが、もし日本からドライヤーなどを持ち込むときは変圧器が必要になります。事前に電源タップの表記をよく見て、220Vに対応しているかは確認しておきましょう。
まあ色々書きましたが、普通にスマホを充電するだけなら、特に準備はいらないのでそこまで心配はいらないと思います。
マスクはあった方が良いかも?ただし暑い……
ベトナムはバイクの交通量が尋常じゃなく、とにかく排気ガスで溢れています。喉がすぐにやられるのでマスクがあった方が安心……なのですが、暑さにやられて結局マスクをつけるのはやめました。
ただ結果的に帰ってから1週間以上喉が痛い状態が続いているので、心配な方は用意していったほうが良いと思います。まあ現地でもマスクくらいならすぐ買えますけどね。
飛行機の暇つぶしについて個人的なオススメ
日本からベトナムまでは大体5~6時間くらいのフライト。深夜便ならとにかく寝るのみですが、昼行便だとまあまあ時間があります。暇つぶしに事前にスマホに動画をダウンロードして機内で見る方も多いと思いますが、強力なノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンを買っておくと快適度が段違いになります。
今回自分はこの旅の飛行機中で使うことを想定してソニーの「WH-1000XM4」というヘッドホンを購入したのですが、うるさい飛行機の中でも何の問題もなく動画の音声を聴くことが出来てめちゃくちゃ感動しました。しかもこのモデルは無線だけでなく有線でも接続可能で、飛行機のモニターへ接続する変換ケーブルも付属しているため、機内のエンターテイメントもノイズキャンセリング機能を使って視聴可能です。(最新モデルのXM5には付属していないので注意!)
飛行機で旅行をする方にはWH-1000XM4、超オススメです。

事前に予習すべきこと
タンソンニャット国際空港からGrabに乗る方法は事前に頭に入れておきたい
Grabは基本的には今いる場所から乗り込むことが出来るのですが、タンソンニャット国際空港は指定されたエリアからしか乗車が出来ない仕様となっています。この指定エリアが結構分かりづらく、かつ空港の敷地内ではあらゆる場所でぼったくりタクシーの人々から「taxi?」「Grab?」と話しかけられ続けるので、予習しておかないとかなり困惑すると思います。
そしてこのGrabに乗れる指定エリアなのですが、ちょくちょく変わっているのか、サイトによって言ってることが違うんですよね……最新の正しい情報は、Grabのホームページで調べることをオススメします。


実際にGrabに乗るのはこの写真に写っていない、もう一つ手前の道からです
2025年3月時点では、国際線ターミナルの到着口を出た後左に曲がり、Lucky Cafeがある5番の柱付近にある横断歩道を渡った先のエリアが待ち合わせ場所になっていました。正しい場所ならおそらくGrabの服を着た人がいるはずです!(時間帯にもよるかもしれませんが……)
ただし、このエリアでもGrab?と声をかけてくる人は基本的に偽物なので注意です!Grabをアプリから呼ぶとナンバープレートが表示されるので、必ずナンバープレートが一致していることを確認してから乗車しましょう!!
ぼったくり(?)バイクタクシーには注意
ホーチミンの街を歩いていると、横にバイクがやってきて流暢な日本語で話しかけられることがあります。日本人の感想が書かれたノートを見せてきて、安く観光の案内するから後ろに乗りなよと勧誘してくるのですが、基本的には乗らない方が良いと思います。実際ネットを検索すると、希望していない観光地を連れ回されたり、高いお土産屋さんに連れて行かれて無理やり買わされたといったエピソードが結構出てきます。
自分も2回話しかけられましたが、2~3分くらい喋って乗らないとしっかり意思表示したら割と素直に食い下がってくれました。ニコニコしながら今日は散歩の予定だから乗らない!ごめんね!と言えば問題なかったです。もし仮に断りきれなかったら、無視して走って逃げましょう。
ちなみに話しかけられたのは2日目だけで、それ以降話しかけられなくなったのは現地に馴染めたからなのでしょうか…笑
観光客オーラを出しているとターゲットにされやすい説はあると思います。
どうやらこの手のバイクタクシー、ぼったくられた自覚無しで普通に楽しんでいる人もいるっぽいんですよね……ツアーであった人の中にもバイクタクシーに乗って街を観光したという話を聞いたりしたので……(事前にツアーで申し込んでるなら良いのですが)
ベトナムのGrabの移動費は非常に安いので、日本の感覚で高いと思わなくても、ベトナム基準ではめちゃくちゃぼったくられているというパターンもありそうです。
横断歩道を渡るときは細心の注意を!
ホーチミンの交通量は凄まじいです。車が多いのは勿論、バイクの量が非常に多く、容赦なくすり抜けてきます。信号がない横断歩道が多いので、慣れないうちは地元の人と一緒にくっついて渡るのがオススメです。
渡るコツとしては、車とバイクが来る方向を常に見て、相手を視線を合わせながら、一定速度で歩き続けることです。多少速度の調整をするのは良いのですが、突然立ち止まるのは逆に危険なので上手く調整しましょう。
一見赤信号に見えても、バイク専用の右折信号機が青になってるパターンもあるので、特に右折してくるバイクには要注意です!
しっかり準備して快適な旅を!
自分も初めてのベトナム旅行、そして初めての海外一人旅ということで緊張していたのですが、ホーチミンはかなり治安も良く楽しく旅行ができました。街中なら英語も割と通じたので、そこまで苦労することなく過ごせました。
ただし、空港のぼったくりのタクシーの勧誘はかなり凄いので、とにかく最初空港についた直後が勝負ですね。Grabのダウンロードや乗り方の予習をしっかりしておきましょう。
また、ベトナム旅行の飛行機の搭乗記や、現地の旅行記についても少しずつ書いていきたいと思います。