今シーズンの札幌は例年よりもかなり降雪量が多くなっており、ニュースでも大雪の影響で新千歳空港から脱出できなくなった人達が新千歳空港の床で一夜を過ごしている様子が度々報じられています。自分は度々札幌と東京を行き来する用事があるので、いつかは空港泊する羽目になる日も来るかなあとは思っていましたが、ついにこの間の週末に空港泊することになってしましました。中々貴重な経験だと思うので、新千歳空港の床で一夜を過ごした様子をメモとして残しておきたいと思います。
東京の雪で羽田空港は大混乱
2026年2月8日、この日は東京で珍しく雪が降った日でした。前日の夜から昼ごろまで湿っぽい雪が振り続け、羽田空港は朝からデアイシング(翼などに除氷・防氷のためのコーティング作業)が必要となったことでダイヤはめちゃくちゃになっているようでした。

自分が搭乗する便は定刻19:45発のJAL529便です。ネット上では出来なかったものの、空港では前の便へ振替できることもあるので、とりあえずかなり早めの14時に一回空港に来てみました。しかし少し前に大量の欠航便が出たようで、カウンターは長蛇の列。JGC会員向けのカウンターもとんでもない列だったので、一回空港外で時間を潰すことにしました。

18時ごろ再び羽田空港に戻ってきたものの、相変わらず混乱は継続中。18時になっているのに、17時以降の搭乗手続きを中断中となっていました。

そして19時ごろ、自分の便の遅延情報が届きました。2時間40分遅れの22:25発となったようです。問題なのは「札幌新千歳空港からの交通手段は終了しますのであらかじめご了承ください。」との記載ですね。快速エアポートの終電は23:20くらいなので、全然間に合いません。この時点で自家用車かタクシーじゃないと空港から脱出できないことが確定してしまいました。
羽田空港のカウンターで色々聞いてみたものの、天候事由の遅延なので特に補償は無いとのこと。振替をしようにも翌日の夜遅い便にしか変更が効かない状況だったので、大人しくこの便に乗ることにしました。

ということで搭乗時間まで待ちます。結局この日羽田空港から出発する最後のJAL国内線になったようです。実は新千歳行き最終便は定刻で飛んでるんですよね……以前は最終便に乗って終電を逃したことがありましたが、今回は最終便を選ぶのが正解だったようです……
ちなみにサクララウンジ・DPラウンジは最終便が遅延した場合はその分延長営業するので安心です。今は北ウィングのラウンジが改修中で混雑気味ですが、流石にこの時間はガラガラでした。

更に遅れることもあるかと思いましたが、22:10ごろ搭乗開始し、22:25にはゲートから出発しました。こんな時間ですが、ほぼ満席だったと思います。
新千歳空港で一夜を過ごす

0時ごろ、新千歳空港に着陸です。こちらも結構雪が積もっているようでしたが、問題なく着陸できてまずは安心。

荷物受取場から出たのが0時10分ごろ。ちなみに羽田では補償は無いという案内でしたが、新千歳空港の荷物受取場の中で5000円上限の補償案内は貰えました。

タクシーで帰ろうかと乗り場へ向かいますが、予約車ばかりで全然空車が来ません。並んでいる人数は30~40人くらいだったので、最初は待てなくはないかなと思っていたのですが、外で寒空の下待つのが段々としんどくなってきました。一応タクシーの配車アプリも試してみましたが、反応なしです。
ということで、暖かいターミナル内で一夜を過ごすことに決めたという訳です(正直一度は空港泊してみたかったという気持ちもあります)。建物内のアナウンスによると、この日は1・2・4階を解放し、2階にある国内線と国際線の連絡通路で毛布等を配っているとのことだったので、寝具をもらいに向かいます。
普段は新千歳空港で夜を過ごせるのは新千歳空港温泉と空港ホテルのみで、ターミナル建物内に滞在することは出来ません。大幅な遅延便がある時のみターミナルが夜通し解放されます。
なお、新千歳空港温泉は利用人数が定員に達すると入館受付が停止されてしまうので、この日のような遅延便が多い日は基本使えないことが多いです……

全然人がいない2Fのチェックインエリアを歩くのは不思議な感じですね。

寝具配布場所には係員がいて、床に敷くマットと、寝袋をもらいました。続いて寝る場所を探していきます。
Twitterで以前から流れてきた話によると、4Fは床がマットになっており比較的寝心地が良いとのこと。ただ4Fに行ってみたところ既に沢山の人が寝ており、スペースはなんとか確保出来そうだったものの、ガヤガヤしていてちょっと微妙な感じでした。

ということで、国内線と国際線を結ぶ通路で寝ることにしました。この場所は床が硬いものの人通りがほぼ無いので、悪くないかなと。たま~に動く歩道の音が聞こえることはありますが、全体的にはかなり静かでした。定期的に警備員は巡回しているようでしたが、周りに人がいないほうが不安だという人は4Fのほうが良いかもしれませんね。

受け取ったマットと寝袋を広げて寝る体制に入ります。実際寝てみて思ったのは、床の硬さは何とかなるものの、何かしら枕の代わりになるものは必須です。自分はヘッドホンケースとダウンを組み合わせて枕としました。また、館内の明かりは付いたままなので、アイマスクが無いと結構しんどいです。自分は少し縮こまって頭まで寝袋の中に入れることで寝れました。
1時ごろ寝て、途中何回か目が覚めたものの、なんだかんだ6時くらいまで寝れました。寝具は借りた場所に返しに行きます。9時までに返却する必要があるようです。

新千歳空港駅からの始発、6:38発の快速エアポートに乗って無事新千歳空港を脱出することができました。札幌市内には7時半すぎに到着。まあまあ体はダメージを受けてましたが、気合で仕事に向かったのでした……
今回の反省点としては、タクシーに乗る気があるなら羽田にいる時点でタクシー会社に電話して配車のお願いをしとくべきだったということですね。飛行機の遅延が出発直前になってズルズルと拡大していくことも多いので電話するタイミングが難しいと感じるのですが、今度同じようなことがあったら事前に配車するようにしたいと思います……
以上、飛行機の遅延により新千歳空港で一夜を過ごした体験談でした。ちなみに自分は以前にも飛行機の遅延により新千歳空港で終電を逃したことがあるのですが、そのときは臨時バスが出ました。もしよろしければこちらの記事もぜひお読みください。
